第2章のはじまりのご挨拶
このページを開いてくださりありがとうございます!
今貴方はどのような気持ちでこのページを読んでいらっしゃるのでしょうか?
私はドキドキしながらこの文章を綴っております。
申し遅れました。
このブログの著者、ゆっきぃこと藤山幸江と申します。
目の前の貴方がどのようにしてこのページを開くことになったのか、私にはわかりません。
そして私もなぜこの文章を綴ることになったのか、よくわかっておりません。
今貴方がその場所にいるのはなぜですか?
きっといろんな出来事があって、いろんな出会いがあって、いろんなやりとりがあって、いろんな想いが交錯して、貴方は今そこにいるんでしょうね。
私は今この文章を自宅のテーブルの上で綴っています。
横浜にある居心地の良い自宅で。
第1章を読んで下さった貴方はもうご存知だと思いますが、私は過去にソープ嬢でした。
所持金僅かな状態で東京から関西に逃げ出し、滋賀県の雄琴という場所に辿り着きました。
私は死ぬ気で飛び込んだ世界で皮肉にも全身で生きました。
そしてどん底に落ちてしまうかと思いきや、なぜか私は助けられたのです。
危ない世界と背中合わせの場所でなぜか私はたくさんの人たちに親切にされ、たくさんの人たちに助けられ、ソープランドの世界から清々しい気持ちで卒業することができました。
今思ってもこれは奇跡のような出来事です。
これから始まるのはその後のお話し。
助かったのは奇跡のような出来事だったということになかなか気付けない、22歳の小娘ゆきえの物語。
死ぬ覚悟でいたのに死ねなかった小娘。
『生きる』がまだまだわからない、自分が大嫌いで仕方がない、自分が許せなくて仕方がない、そんな小娘ゆきえののたうち回る物語。
自分が嫌いで仕方がなかった私が、いつ死んでもいいやと思っていた私が(なんなら早く死にたいと思っていた)、今こうやって横浜の居心地の良い自宅でこの文章を綴っているのは奇跡です。
そして大嫌いで仕方がなかった私を、そのまま大好きになっているのもきっと奇跡。
私はどうしてここにいるんだろう?
私はどうしてこうなったんだろう?
私は今、流れ流れてここにいます。
理由なんてわかならいけど、私は毎日『生きて』います。
最愛の夫と最愛の娘と共に幸せに。
私は今こうしてここで幸せに生きているのが不思議でなりません。
もしかしたらこの物語の中に、いまこうして幸せに生きていられる理由がでてくるかもしれませんね。
こうやって文章を綴れることに感謝しつつ、そしてこうやって読んでくださる貴方がいてくれることに感謝しながら、物語をはじめたいと思います。
どうぞ小娘の華麗なるのたうち回り劇を楽しんでいってください。
最期まで読んでくれたら嬉しいな。
(最後まで書けるのか?)
ではどうぞ!↓↓↓
① - 私のコト ~小娘有里のその後 第2章バーテンダー編~
*この物語は私の実体験を綴ったほぼほぼノンフィクションのお話です。
ただ、私の記憶だけを頼りに書いていますので、時系列が曖昧だったり、セリフも後付けだったりすることもあります。
起こったエピソード、仮名ではありますが登場人物は全てノンフィクションです。
*まだ第1章をお読みでない方はこちらからどうぞ。↓